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学校を卒業し、やっとのことで入った会社。
そこでぼくは、ようやく仕事もボツボツと覚え、
張り切って仕事に没頭している時期でした。
仕事は、営業職。毎日のように車で客先のところへと出向き、
注文がもらえないかと西へ東へと走りまわっておりました。
最初は、営業車を運転中に、
お尻の真ん中辺りにちょっとした違和感があっただけでした。
ですから、仕事の忙しさにかまけてあまり気にもなりませんでした。
しかし、それが徐々に、少しずつ、圧迫へと変わっていっていったのです。
変だなぁとは思いましたが、ぼくはそのまま放っておきました。
仕事が忙しいということもありましたが、そればかりでもありません。
要するに、面倒だっただけかもしれません。
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そうこうしている内に、とうとう痛みがぼくを襲いました。
仕事はまあまあ順調でした。売上もそこそこに伸びておりました。
上司や先輩から小言を貰う毎日ではありましたが、
それなりに充実した毎日でもありました。
そんな時に、ぼくに忍び寄った病、それが痔ろうでした。
あまりの痛みに、ついついお尻に手を当てていると、
先輩から、“腰でもやられたのか?”と聞かれ、
痛いやら恥ずかしいやらで、お尻の方ですとも言えずに、
“はいっ”とだけやっと一言、答える始末。
あまりの痛みに、その日の晩はとうとう一睡も出来ませんでした。
次の朝、近くの病院へと駆け込みました。
すると、痔ろうという診断でした。ここでは手術ができないとのことで、
紹介状を出してくれて、どこそこの病院へ行けとのことでした。
痛いお尻を抱えて、ぼくは指定された病院へと向かいました。
着いた病院で、すぐに手術が行われました。
ぼくのお尻からは、お医者さんがよく使う
金属製のお皿に溢れるほどの膿が出たそうです。
“これでは、痛かった筈だ”とのことで、
肛門の周辺の肉を取らねばならないとのことで、
そのまま入院となりました。
それが、ぼくの生涯で最初の入院となりました。
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